18winE7map1
出撃時に札は関与せず全艦出撃可能、新たに札が付与されることもない。
1本目甲ゲージHP:~2400 最短3回
甲報酬:Intrepid、51cm連装砲、紫電改(三四三空)戦闘301、甲種勲章、勲章2、改修資材10
乙報酬:Intrepid、51cm連装砲、勲章2、改修資材7
丙報酬:Intrepid、勲章2
丁報酬:Intrepid
甲報酬の新装備が優秀なため報酬の利点を見ると出来る限り高い難度での攻略が望ましい。ただし海域難度はかなり高いため自艦隊の戦力や備蓄量とよく相談しよう。難しさの要素としてボスの堅さが大きいためボス装甲が30や40下がる乙でもかなり難易度が変わる。ネジや高火力な主砲も美味しいので乙攻略も丙に比べて報酬差の意味は大きい。ただし何より重要な報酬は加賀を超える現状最高制空力を誇る正規空母Intrepidなのでクリアを優先するのも良いだろう。

歴代"E-7"の名に恥じぬ難関海域。ダブルゲージで前半を水上打撃、後半を機動部隊で攻略する第1期最後の作戦に値する総力決戦となる。
海域全体で見て制空力や防空策、対潜警戒に砲撃殲滅力、継戦能力に夜戦決定打とあらゆる力が試される。戦爆連合や夜襲カットイン、先制対潜に基地航空隊の運用など様々なシステムを戦術として盛り込めるだけの幅があり第1期の最終海域として今まで培った全てをぶつけて臨む集大成となるので心してかかることだ。
(後半部のゲージ2本目と2本目関連のギミックについては近日公開予定の対象記事を参照。本ページでは前半部のゲージ1本目の攻略及び攻略前のギミックについて解説する。)
1本目ボスは新登場の戦艦水鬼改であり、特筆すべきはその堅さ。装甲値はあの欧州棲姫を超えて過去最高、削り時でも285もありラスダン状態ではなんと装甲305まで伸びる。
ボス戦では味方側の史実艦(レイテ参加艦?)に特効がありキャップ後1.15倍程度恐らく1.2倍以上の攻撃力上昇があるが、それでもなお装甲305を抜くのは難しく特効が乗る雪風(魚雷3)のカットイン攻撃でも2割~3割はカスダメになる。
高装甲で1発のダメージが伸びにくい上に耐久も800と高く、何度も攻撃を当てて大幅にHPを削ってからでないと倒しきることができない。どんな攻撃でもワンパンは物理的に不可能。
ラストでは随伴にも戦艦棲姫2隻が出てくるため手数・威力ともに充実した決定力を持ち込む必要がある。
ボス夜戦前には友軍艦隊が来るため随伴処理やカスダメ蓄積の手数としては見た目よりは稼げると思ってよい。今回の友軍当たり枠は能代率いる二水戦であるため二水戦に含まれる島風や初霜の起用は非推奨となる。
また、道中戦も高難度海域だけあって姫級の居座るマスを越えていく必要があり危険性は決して低くない。ただし17夏で現れた通称ケツベロスのようなとんでもないマスは無いため17夏よりは易しい道中といえる。
初期状態ではボスマス及び周囲のマスが隠れておりギミック条件を満たすことで出現。条件は「基地空襲の防空で制空優勢2回」「Qマス勝利」の2つ。

【ギミック基地空襲待ち編成】
B(気のせい)→C(空襲)→D(水雷+潜水)→G(水雷)→I(空襲)→…
条件:空母機動部隊、低速艦1以上
攻略編成_20180308-025106
低速艦を混ぜてGに逸れることで姫級と戦闘するマスまでの時間を稼ぎ本隊に大きな被害が出る前に空襲が起きるチャンスを増やす編成。
第一艦隊の砲撃戦機会が極端に少ないので制空力による道中安定に特化、あきつ丸と航戦で制空を浮かせて搭載トップ4の空母を並べCマス確保を取りつつ攻撃機2スロで最低限の開幕を入れる。
Iマスまでの戦闘では通常戦で強力な敵水上艦は出てこないが軽巡や雷巡の雷撃を残されるのは厄介なので第二の戦艦2隻と雷巡で殲滅力を高める。
Dマスでは潜水ソ級flagshipが1隻混じってくるが陣形が単縦か警戒なので開幕雷撃を撃たれると非常に危険。五十鈴で新シナジー威力の先制対潜を敷き第二警戒航行序列(前方警戒)の陣形を取ることで同航で確殺、反航でも確定大破以上なのでほぼ確実に無力化することが可能。第二陣形は対潜攻撃1.1倍、砲撃1.0倍と潜水艦水上艦の両方に高い攻撃力を発揮できる陣形であり、通常艦隊で同様の特徴を持つ複縦陣よりも対潜攻撃・砲撃共に倍率が高いためこういった混成部隊と対峙するマスでは強力な陣形となる。北上の雷撃も第四陣形と比べれば威力が下がるが0.9倍なのでそれほど大きな弱体はしない。また、仮に先制で落ちなかったとしても敵水上艦を討つ役目は戦艦と先制雷撃と支援砲撃になるため攻撃面で潜水艦に吸われて困るということは無い。
第二艦隊は夜戦攻撃を考える必要はないので駆逐は強力な航空攻撃を受ける空襲マスに備えて秋月型2隻体制で防空に徹する。

・基地航空隊
基地航空隊_20180305-213544
防空力の高い機体詰め合わせ。局戦は優先的に。第一航空隊の戦闘機部隊はこの後に出撃させる用があるので半径5以上の機体を集める。

・支援艦隊
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支援が必要なほどのギミックでもないがDマスGマスの軽巡級からの雷撃を確実に止めたいなら出すべき。
脅威となるのは雷撃であり中破にさえすれば良いので戦艦勢は反航戦でツ級eliteが確定中破以上になる火力値148以上であれば安心できる。
駆逐は本隊で軽巡を狙いやすくするようニ級後期型同航確殺の火力値79まで伸ばす。


【ギミックQマス編成】
B(気のせい)→C(空襲)→D(水雷+潜水)→I(空襲)→M(空母棲姫)→Q(敵連合W空母棲姫)
条件:空母機動部隊、高速統一、索敵一定以上
攻略編成_20180305-223032
道中で出番が少ない第一の砲撃火力を捨てて航巡を入れることで攻撃機を積む余裕を生み、豊富な開幕攻撃で先んじて敵を討つことで脆い第二艦隊の被弾を抑えることを目的とした編成。
基地を1部隊Iマスに送ることで攻撃機を計7スロット入れつつジェットが全滅しても全マスで制空が取れる。
対象となるQマスは空母棲姫がボスでありS勝利を取る必要もないため雷巡や阿武隈の夜戦火力はそこまで高く保つ必要はなく、秋月砲を多数配置することで涼月の対空カットインと合わせて防空力を強化、ルート全体として強力な敵航空火力の対策とする。
Dマスの潜水対策は朝潮丁に一任。基地空襲ギミックと同様に第二陣形で先制での機能停止を狙う。
道中はジェット機→攻撃機7の航空戦→支援砲撃→(先制対潜)→雷撃3本→砲撃初手のIowaまでで殆どの敵を黙らせることが可能であり、Qに到達さえしてしまえば基地を含めた手数で押して適当に8隻以上沈めてしまえば条件達成となる。

・基地航空隊(第一:Iマス、第二第三:Qマス)
基地航空隊_20180305-223128
第一はI制空削り用の戦闘機部隊。第二第三はQの雑魚散らしだが半径が9必要。大艇/隼64/隼54/F2U-1Dまで積まないと劣勢にもならないため制空を気にしていてはまともな攻撃手が無い状態になる。制空削りが必要な場面でもないため制空は捨てて陸攻4で手数で押そう。三四型は届かないので注意。

・支援艦隊
攻略編成_20180305-223101
基本的に空襲ギミック時の同じでも構わない。
変えるとするならば駆逐火力76以上で同航戦ヘ級flagship確定中破以上。


【ボス攻略編成】
E(気のせい)→F(ヌ改)→J(能動)→N(潜水新棲姫)→T(空母棲姫)→U(重巡)→V(ボス)
最短条件:水上打撃部隊、高速統一、戦艦4以下、索敵一定以上
・削り編成
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決定打を開幕火力と両立できる3隻に絞ることで道中用の対策を多く備えて到達率を高く保ち安定して削っていく編成。確実に到達しながらS勝利を狙うのは難しいため3度の出撃で3回到達し平均533を超えるHPを削りラスダンに入れるのが実質最短。平均500台ということはボスは大破にすらする必要がなく決定打を持ち込んでのチャンスを狙うよりは少しでも撤退の可能性を減らして着実に到達した方がより安定して少ない回数で終えられるだろう。
軽空2で初戦の制空を取ることで早く確実に戦艦の火力を発揮、ヌ改の砲撃機会を減らすことで被害を少なくする。同じ制空値でボス戦は確保となるため戦艦の弾着が働きやすく対ボス火力の補助にもなる。
Nマスは17夏にもあった道中潜水姫マスだが夏と違って今回は基地航空隊での対策が可能。対潜基地を1部隊派遣し駆逐でも先制対潜を敷くことで閉幕はまず間違いなく飛んでこない。開幕もほとんどの場合で姫1隻しか残らずこのマス全体として受ける魚雷は1本。上手くいけば開幕までに姫を中破に追い込むこともある。
Tマスでは空母棲姫が2隻登場。水上では制空が取れないため中破に入れることも苦労するが、削り中はボス戦に余裕があるためここにも基地を1部隊派遣。開幕を足して戦艦の砲撃で押し込むことでなるべく第二艦隊まで敵砲撃が向く回数を減らす。また、このマスの必要半径は8であり戦闘機系は素では届かない。制空劣勢を取るにも大艇/隼64/F4U-1D/三四型が最低でも必要であり陸攻が1機しか入らない。戦艦が弾着できない以上、空母棲姫を中破に追い込むためには基地で打撃を与えるのが最も有効であるため陸攻1編成では空母棲姫を狙えず役割が負えないため陸攻4で殴りかかった方が良い。ただし震電改や烈風改などを含め艦戦部隊が最上級にまで充実している場合は軽空の艦攻も除きキャリア2隻とすると基地を劣勢で削ることで本隊の制空優勢を狙うことも可能なのでその限りではない。
Uマスはリ級改とネ級が居るが戦艦部隊が普通に働けば殲滅できるのであまり脅威にはならない。既に軽空母の損傷が嵩んでいた時やT字有利の場合に大破が考えられる程度。
ボス戦では削りの間は随伴に姫級は出現しない。とはいっても第二の駆逐枠ですらナ級後期型eliteで埋め尽くされており中程度以上の敵しか編成に含まれていないため開幕攻撃や戦艦火力をしっかりと機能させて露払いを行う必要がある。そのためにも道中で被害を軽減し戦艦火力を失わないことが重要となる。ボスゲージも半分はカスダメで削ると言っても過言ではないため手数は多く確保しておこう。
人選としては戦艦は特攻が乗り高速統一に参加できる金剛・榛名・高速化武蔵、そして残りの高戦で攻守共に砲撃戦スペックの高いIowa、軽空は艦攻を残して制空を安定させられるよう千歳型2隻。
対潜艦は大破しにくさも考えると朝潮丁とВерныйが妥当。軽巡枠阿武隈と雷巡2隻を開幕手数兼フィニッシャーとして据えるとして、残りの第二艦隊自由枠に対空要員兼夜戦装備要員として摩耶を起用。制空の取れない空母棲姫マスでの航空被害軽減など道中の安定化を図ると共に夜戦3種の神器を詰め込んでボス夜戦でフィニッシャー達が役目を遂行しきるためのバックアップを万全にする。

・基地航空隊(第一:N、第二:ボス、第三:T)
基地航空隊_20180308-054907
Nに送る対潜部隊だが対潜可能な機体は東海系統しか届かずスロットが余る。基地空襲の被害避けに1スロ目に適当な機体を詰めておくとよいが半径が足りる全機体の中で最もコストが少なくて済むのが彩雲となる。
第二航空隊はボス制空劣勢。熟練度込みでの調整となるため大幅に落ちていた場合には熟練付けが必要となる。
ラスダン時に第三をボスに送り第二で削ったあとに劣勢となる起用をするため、初めから劣勢に届く三四型部隊が先に入るよう必ずこの時点のTマス行き部隊より若いナンバーの部隊に設定しておくこと。

・道中支援艦隊
攻略編成_20180305-233401
駆逐火力値79以上で同航戦ニ級後期型確殺。
戦艦は普段通りツ級狙いのキャップ後152調整。

・決戦支援艦隊
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本隊に戦艦が多く主砲が不足しがち。ボス編成はツ級は第二艦隊の2隻に対してナ級後期型eliteが4隻と多いためナ級狙いの144に合わせても良い。
駆逐は撃沈を狙える艦が居ないため電探積みでカスダメ狙い。


・ラスダン編成
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道中の消費で出る弾薬ペナを速吸で解消、他のメンバーも対ボス火力に特化することで道中の安定度は下がる代わりに突破力を最大限に持ち込む編成。
ラスダンではボスの装甲値上昇に加えて随伴に姫級が2隻と所謂トリプルダイソンの体制となり、倒しきるには姫級を落とせる夜戦要員を多く編成し更に超高装甲ボスを抜ける高打点を揃えなければならない。そのため第二艦隊にフィニッシャー5隻を固めてどこからでも突破を狙えるよう備えると共に速吸の洋上補給で決定打1発あたりの突破チャンスを広げる。
速吸起用は最短ルートを通るためには高速化が必要となり残りのスロットが2つとかなり装備が制限される。洋上補給1は確定として残りは夜間触接で各攻撃の打点を引き上げトドメを刺しやすくする夜偵での起用。ダメコンのスペースが無く大破が心配になるが道中で第二艦隊は被弾が比較的少ないためそこまで撤退要因になりやすくはない。
フィニッシュ枠は特効艦のカットイン枠の阿武隈・雪風、安定した夜戦火力で随伴姫を落としやすくボス装甲も抜ける北上、照明弾のスペースを開けつつ夜戦キャップ到達のカットインを放てる綾波、そして特効込み夜襲カットインでクリティカル時に最大400台のダメージまで期待できる瑞鳳乙。
瑞鳳は改二乙の状態なら夜襲カットイン装備のまま先制対潜を行うことができNマスの被害軽減にも寄与することができる。
また、第一艦隊を軽空2から瑞鶴甲+航巡1と変更、初戦の制空を捨てる代わりに特効と戦爆連合を活かして昼火力艦として働ける枠を増員。
1スロ目にF4U-Dを配置することで道中の損耗が少な目であればTマス均衡を維持できる。瑞鳳の追加により対連合時の制空はあまり下がっておらずボスマスの制空は確保で取れるので弾着率等は心配しなくて良い。
速吸の位置は戦艦棲姫の夜戦攻撃順より後の4枠目、先に夜戦火力を動かして敵方の夜間攻撃機会を奪う際に邪魔をせずに特に高打点な味方2隻よりは前に動きカスダメを稼げる位置。

・基地航空隊(第一:N、第二第三:ボス)
基地航空隊_20180306-014032
第二と第三はボス劣勢調整。

・道中支援
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・決戦支援
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基本的に支援の狙いは削り時と同じだが、ラスダン時は特にボスマスで雑魚散らしの働きが重要なため決戦支援の戦艦空母に各命中+22~24の装備と戦艦火力も同航時キャップ後151には持っていく。
道中の戦艦空母は命中+20、道中決戦共に空母には命中5電探は積まず命中8電探で足りない分は江草を積むことで大型艦でのワンチャンを狙う。


【最後に】
ここまでで何度か言及したが今回のボスは非常に堅くフィニッシュの難しさで言えば最難関レベル。上手くいかないと最後のカットインが入っても撃破に届かず苦しいラスダンを繰り返す場合もあるだろう。雪風のカットインが2桁ダメージなんてことも少なくない。
装甲・耐久共に高いボスを相手にする際に突破する方法は事前に攻撃を多数入れてHPを大幅に削いでおくか、中程度以上の削りがった上で超高打点でのクリティカルがハマるしかない。しかしこの海域でフィニッシュ前に2桁程度まで削っておくことは非常に難しい。最後は中破かできれば大破の状態から雪風か瑞鳳のクリティカルに頼るという場面でクリアすることが大多数になるはずだ。
しかし逆に言えば中破程度でも第二艦隊の下2隻どちらかさえ残っていればクリアする機会はあるということ。瑞鳳なら中破手前の小破状態からでも理論的には突破が可能。
幸い前回の大規模17夏のE-7に比べて道中は楽であり第二艦隊は被害が少なく到達するチャンスも多い。
本来「ボスが堅いことが問題の海域」というのはボス戦の試行回数さえ稼げれば行ける時には行けるものなのだ。一見全く突破出来なさそうに見えたとしてもクリティカル1つの差であることは割とあるため、早々に諦めることは推奨しない。
第1期における最後の決戦、提督諸兄らにはどうか悔いの無いよう全力で臨んでもらいたい。